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からだの豆知識

コロナストレスによる不調

新型コロナウイルスの影響で生活が一変しました。
当たり前だった事が出来ない不自由さと、様々な不安からストレスを強く感じる日々かと思います。
多くの患者さんがいつもと違う不調を抱えて来院されます。
主な不調について2つにまとめました。

①居宅が長く運動不足やストレスが原因の不調は、むくみ、不眠、便秘、過食や不安などの自律神経の失調です。
今年は春から気温や気圧が不安定なこともあり自律神経が不安定です。
その上、コロナストレスで心身ともにボロボロです。
こんな時にお勧めしたいセルフケアが、お灸と入浴です。
お灸は免疫力を高める作用があります。内くるぶしのすぐ下(照海)、手首で母指球のすぐ下(太淵)がお勧めです。
また、背骨の上に5~7か所お灸をすると背骨がポカポカして自律神経が整います。これは一人で出来ない点が難点です。
入浴は、ぬるめ(40~41度)で15分位温まると、副交感神経が活性化してよく眠れ、免疫が高まります。

②在宅勤務で多い不調は、頭痛や肩こり、腰痛です。
主な原因は椅子や机の高さが体にあわず猫背になる為です。
ノートパソコンは画面が小さい為、目が疲れて頭痛を起こしやすくしています。
机や椅子の高さを変えたり、クッションや箱を使って目線が下がりすぎない角度にパソコンをセットしてみて下さい。
また、一日中自宅で頭をフル稼働させると、頭に血が上ったままの状態になり眠りが浅くなります。
この対策は仕事終わりの運動です。運動で頭に上がった血を足の筋肉に下ろすと眠りの質が上がります。

鍼やお灸、運動・ストレッチや入浴は免疫を高めます。
毎日出来ることに集中しながらこの難局を一緒に乗り切っていければ幸いです。
不調や不安、何でも相談して下さい。

公開日:2020/5/19