緩むことは許すこと
常々、どうしたら身体や心が緩むのか考えながら治療にあたっています。
自分でも気付かず身体に力が入っている方は多いですね。何故か常に緊張してしまうのです。
先日、最近よく眠れるようになったと喜んでおられる不眠症の患者さんと話ながら、一つの答えに気がつきました。
身体が緩む時は何かを許した時ではないかな…と。
許すのは親、家族、職場の人や友達など様々。勿論、自分自身のことも多いと思います。
不眠症の患者さんが眠れるように変わっていく過程では、自分自身を許していったように見えました。
緊張していた自分に気付いて脱力する。
それは自分を許し、ありのままの自分を受け入れていく作業に見えました。
身体に出ている不調が、心の葛藤や怒りからくることは多くあります。調子が悪いときは、自分の心に目を向けてみると答えが見つかることもあると思います。
“緩むことは許すこと”
大切な答えをその患者さんに教えて頂いた気がします。